ポーランド&ドイツ&フランス&ベルギー&オランダ旅行記
今回の旅程は、ざ~と関空→フランクフルト→クラコウ(ポーランド)→ワルシャワ→ベルリン→クラコウ→パリ→ブリュセル→アムステルダム→関空といった日程を10日間でかけめぐりました。
【1日目】
09:30関空からルフトハンザドイツ航空で定刻どおり出発。(ほぼ満席)
14:35フランクフルト着(たぶんヨーロッパに一番早い時間に着く便と思う)
次のクラコウ行きの出発まで約4時間あるので、早速、フランクフルトホテル視察に出発!
入国手続きを経て、空港直結のSバーン(近郊列車)の駅へ 今回の旅行用に購入したユーレイルセレクトパスに日数の余裕があったので、早速、使用開始。どこかでバリテーション(使用開始の刻印)を押してもらわないといけないのだがわからないため、とりあえず、日にちのみ記入して、中央駅行きの列車に飛び乗る。約15分ほどで、中央駅到着。当社では、中央駅付近の☆☆☆クラスのホテルをよく利用するので、早速、ホテルを訪ねて、部屋や朝食レストランを見学させてもらう。インターシティ,エクセルシオール,コンチネンタルなど部屋も近代的で特に問題無し。駅のすぐ隣にできたメリディアン
パークは、値段もそこそこで利用価値有り。最後にANAのビスターナ号などの発着場所になっているインターコンチネンタルホテルまで歩いて(駅から約10分)、マイン川の川面を眺めて、中央駅から列車で空港へUターン。(結局、往復とも車掌が検札に来なかったので、タダ乗り出来たかも....)
1時間30分前に到着して、クラコウ行きのポーランド航空カウンターでチェックイン。荷物は関空から直接、クラコウまで流していたのと、混んでいなかったため、すぐにチェックインして出国手続き(ポーランドがシェンゲン加盟国になれば出国手続きは、なくなるのだが...)ちょっと時間があったので、帰国時にまた、立ち寄る空港なので、お土産の下見とさらに時間があったので、早速、空港内ビールカウンターで一杯、いただきました。
18:20クラコウ行き定刻発(なぜか、満席。たぶん乗り継ぎの人が多いのだろう)
20:00着 クラコウ市内のクラコピアホテルへ 長旅と時差ぼけですぐに熟睡 Zzz
とりあえず こんな感じで旅は、スタートしたのであります。
【2日目】
時差ぼけのせいで、夜中4時頃に目がさめる。何とか朝食レストランがオープンする6:30までふとんの中でガマン朝食後、お客さんが到着する午後の便まで時間があったので、クラコウ市内見学クラコウ旧市街見物は、そんなに大きな街ではないので、徒歩にて可能ホテルから徒歩約10分で旧市街広場へ。そこから約10分でヴァヴェル城へこのお城は、中に入ると入り組んでいて、ドラクエのモデルになりそうなお城です。お城から川沿いに約10分でホテルに戻ります。まだ、時間があったので今から空港に迎えに行くグループのチェックインを代行して、部屋番号をもらい(特にハイシーズンは、いかに早く部屋番号をもらい部屋を確保するかが、添乗員の腕の見せ所です。遅くチェックインするとオーバーブックで部屋が足りないなんて、ザラですから)路線バスで空港へ向いました。タクシーだと60ズロチ(2,000円)ですが、路線バスだと2.4ズロチ(70円)です。予定通り2つの便に別れて、グループが到着し、ホテルまでお送りして一安心です。
【3日目】
お客様が国際会議参加中、ワルシャワとベルリンを回ってきました。早朝(まだ、時差ぼけがなおらない)朝食後、徒歩にて旧市街を散策しながら通りぬけて中央駅へ(約30分)。ワルシャワまでの切符(80ズロチ=2,500円)を買ってホームへ。(ポーランドは、まだ、ユーレイルパスが使えないため...)列車内では、時間を有効に使うため、食堂車で、ローカル料理の昼食。昼食後、自分の席に戻ったが、ビールと列車のゆれと時差ぼけで、熟睡Zzz・・・。ほどなく目がさめると大都会?に入り、地下にもぐって、ワルシャワ中央駅へ(クラコウからノンストップで約2時間半)地上に出て、旧社会主義的産物の文化科学宮殿のでかさと高さにビックリ(なんでも旧ソ連のレーニンから贈られたとも...)まず、駅でベルリン行き夜行列車の予約です。日本みたいに発車直前まで受けつけていないため早めの予約が必要です。(ちなみに前回、プラハからブタペストまで夜行列車で移動するとき、間際で予約をしようとして失敗して、2等座席にすわったまま夜を明かしました。)今回は、6人部屋のクシェットに挑戦です。ベルリンまでのクシェットの予約とドイツ国境までの乗車券(ドイツからは、ユーレイルパスが使える)を購入
。
さて、夜行列車の出発時間(23時)までホテル視察と市内観光へ出発です。まず、良く使うグランドホテルは、旧社会主義ぽい重厚でカジノもある少し古風で格式のあるホテルだがそれもまた情緒があって良いと思う。
その他、駅周辺には、ノボテルやホリディインなど近代的なホテルがたくさんできています。駅から旧市街方向に繁華街を抜け、歩くこと約1時間でやっと旧市街広場に到着です。夕暮れ時であったためたくさんの観光客と市民がいます。ただし、この広場は、大戦で破壊された後、再建されたため、古いものではありませんが、たくさんのお土産屋さんや有名なレストランなどでにぎわっています。
さすがに駅まで歩いて帰る、体力がなかったので、切符を買い、バスに飛び乗りました。駅に戻り、出発までに夕食を済ませておこうと、あたりを見廻したらおいしそうで、列ができているケバブ屋さんがあったので、私も列に並びました。最近、ヨーロッパに来るたびに思うのですが、どこの街にも、駅前や繁華街にケバブ(羊肉を使ったトルコ料理?)屋さんが、どんどん進出しています。
さあ、やっとホームに旧ソ連(たぶんキエフかミンスクあたり)始発でたぶん2~3日走りぱっなしといった感じの疲れた列車がすべりこんで来ました。すでに6人部屋には、中段に先客が2人いて、私の席(ベッド)は、下段でした。すぐに車掌が検札に来て、切符を預かって行きました。翌朝、ドイツの車掌が返却すると言うので心配でしたが渡しました。
【4日目】
ドンドン!けっこう荒っぽく部屋のドアをノックする音でめざめました。ドアをあけると、「パスポートプリーズ」。たぶん国境駅でポーランドの出入国係員が列車に乗り込んできたのでしょう。何事もなく、パスポートにスタンプを押して、返却して、出て行きました。うとうとしていると、また、ドアをノックする音がします。今度は、ドイツの係員のようです。ベットの中まで覗き込んで、パスポートの顔写真と見比べています。私は、すぐに終わりましたが、同室のすでにワルシャワで部屋にいた、たぶん、ベラルーシかウクライナから来た人は、念入りに調べられていました。ここでドイツに入国できれば、フランスやイタリアなどシェンゲン加盟国には、フリーパスで入国できるので、係員も慎重に、きびしくなるのでしょう。
ほどなく列車は、ベルリン市内に入り、終点の東駅に到着しました。ここからは、Sバーンという近郊列車に乗って、市内中心部をめざします。まず、旧東ドイツに位置するアレキサンダー駅で下車です。駅から徒歩5分のところにあるパークインホテルを視察です。以前は、フォーラムホテルと言って泊ったこともないのに、お客さんの評判がよいので、よくお客さんに紹介しました。このホテルは、近代的で清潔で値段の割には非常に○です。広場にある「世界時計」を見て、「テレビ塔」に登り、そこから徒歩にて東西ドイツの境界線上にあった「フランデンブルグ門」をめざしました。約30分ほどで、たどり着きましたが、さすが、ベルリン観光の目玉だけにいろんな国からたくさんの人が観光に訪れています。さらに地下の駅からSバーンに乗り、「ベルリンの壁記念館」を訪れました。記念館近くの駅から記念館までの道沿いにベルリンの壁が現存していました。またまた、Sバーンに乗り、旧西ドイツの中心駅ツオー駅で下車しました。近くにあるエクセルシオールとサボイホテル(どちらも利用価値あり)を視察して、高級ブランド店やデパート、カフェがたくさんあるクーダム通りをブラブラしながら、ひと休みです。
【5日目】
クラコウ観光の目玉といえば、徒歩で回れる旧市街観光とヴィエリチカ岩塩博物館とアウシュビッツ強制収容所の観光です。今日は、午後からヴィエリチカ岩塩博物館見学にでかけます。クラコウ市内から車で約15分のところにある欧州最大の岩塩採掘抗跡です。まず、中に入って採掘抗の階段を何段も何段も地下に降りて行きます。降りたら、中はいろいろな採掘の場面跡や宮殿のような大広間があります。地下の迷路のような採掘坑をぐるぐる回った後、巨大な地下宮殿で夕食会です。その後、真っ暗なエレベーターで一気に地上まで上がります。このエレベーターは、かなりスリリングです。
【6日目】
今日は午後からアウシュビッツ強制収容所見学です。こちらは、クラコウ市内から車で約1時間のところにあります。収容所に到着後、簡単な歴史や概要の説明を受けた後、有名な「働けば自由になる」というプレートが掲げられた正門をくぐり収容所見学が始まり、ガス室や焼却炉などを見て回り、非常に悲惨だったユダヤ人やナチスの歴史が再確認できます。その後、バスで5分くらいのところにある欧州最大のビルケナウ収容所(アウシュビッツだけでは収容できなくなったため作った収容所)に移動して見学です。欧州各地からユダヤ人を送ってきた鉄道の引込み線が残っています。(「白い巨塔」の財前教授が訪れた場所です。)この広大な荒野に暑い夏も厳寒の冬も何万人も収容されていたと思うとぞっとします。人の命について考えさせられる3時間でした。
ヴィエリチカ岩塩もアウシュビッツ強制収容所見学も今回はツアーのため専用バスで行きましたが、クラコウ市内から路線バスでも行けるようですし、英語ガイドであれば各ホテルからオプショナルツアーもでているようです。
【7日目】
とうとう私たちのグループがポーランドを離れる日になりました。クラコウの空港へ総勢、約30人で大型貸切バスで向かいます。早めに(出発の2時間前)空港に着いたのですが、離発着の少ない地方空港の割りに大混雑です。カウンターが少ない上に、ひとりひとりのチェックインにかなり時間がかかっています。こういう時は、大丈夫だと思いつつ、添乗員は、あせってしまいます。やっと私たちのグループが、チエックインする番が回ってきました。昔(少し前まで)は、添乗員が全員のパスポートと航空券を集めて、まとめてチェックインできたのですが、最近はセキュリティの問題で、各々が各自でチェックインしなければなりません。2~3のカウンターに分かれて各々チェックインしているので、添乗員は、お手伝いするのに右往左往です。私たちのグループに韓国籍の方と中国籍の方がいました。ひとつのカウンターでは、韓国籍の方に「フランクフルト経由でどの国に行くのか?」とか「日本に戻る航空券を見せろ」とか航空会社のスタッフが出入国係員顔負けの質問をあびせています。もうひとつのカウンターでは、中国籍の方へ「日本に戻るビザがないので飛行機に乗せられない」と言っています。私が横から再入国許可証を持っているので、大丈夫と説明してもなかなか理解してもらえません。パスポートを持ってバックルームに消えてゆきました。たぶん同僚のスタッフに確認しているのでしょう...最近は、入国できない人や問題のある人を航空機に乗せてしまうと、乗せた航空会社に責任が発生するためスタッフもけっこう慎重で、時間がかかってしまいます。
さらにもうひとつのカウンターでは、コンピューターか発券機が故障したと言われて長い時間待たされています。結局、全員のチエックインが終わったときには、出発まで1時間を切っていました。ただ、小さい空港のため出国手続きや荷物検査は、簡単であっという間に通り過ぎ、ほとんど何もない待合室で出発を待ちます。免税店も小さなお土産屋のようで何も買うようなものはありません。全員、最後の免税品の購入は、フランクフルト空港でと考えているようです。ほどなく満員の飛行機に乗り込んで出発です。定刻にフランクフルトに着き、私のグループは、成田行きや他のヨーロッパの都市に向かうグループに分かれて行きます。私の仕事もここで終わりで、今から、パリ、ブリュセル、アムステルダムの視察旅行の始まりです。ルフトハンザドイツ航空のパリ行きゲートに行き出発を待ちます。すでに30分遅れの表示です。(いやな予感がしてきました。)30分遅れて、ゲートを離れましたが、滑走路で、フランクフルトと到着するパリの空港が混んでいるため、待機しますとアナウンスが流れさらに30分遅れです。本来なら20:00に着くはずが、21:00過ぎになりました。
【教訓】
空港へは、余裕を持って行きましょう!!最近は、どこの空港でもチェックインや出入国審査、荷物検査にやたらと時間がかかっています。
パリ/シャルルドゴール空港に到着後、今晩の宿泊ホテルが北駅の近くのためRER(高速地下鉄)で市内に向かうことにしました。ガイドブックや空港見取り図を持っていなかったのですが、たぶん第1ターミナルにもRERの駅があったと思い空港内の案内を探したのですが見つかりません。空港のインフォーメーションに聞くと空港内を回っているシャトルバスに乗って第2ターミナルのRER駅のバス停まで行って、そこから乗るということでした。ちょっと不便ですが、バスに乗って、駅まで行きホームに行こうとしたら、自動改札があります。切符売り場に行きながら、たしか、ユーレイル(セレクト)パスで乗れると記憶していてたので、駅員に聞いてみたら、無料で切符を発券してくれました。パスの残り日数に余裕があったので、良かったのですが、余裕がなければ買うことになります。(たぶん7ユーロくらいです。)RERに乗って1駅目がターミナル1と言う駅で、「え~、ターミナル1にも駅があったの?」と思いましたが、後で調べたら、どうも実際は、ターミナルから離れていて、やっぱりシャトルバスに乗って駅に行くしかないようです。
約30分で北駅に着き、徒歩約5分の今晩、宿泊するティモテル・ガレド・ノルドをめざします。距離はそんなに遠くないのですが、夜遅いのと、やはり、田舎と違って大都会は、スリや泥棒も多いため、気合を入れて早歩きです。ホテルにチェックインして、感想は、エコノミーな☆☆クラスのホテルのためこんなものかなと思いました。(学生の方には充分ですが、OLやファミリーの方は、ランクアップお勧めします。)
ポーランドから乗り継ぎでバタバタと着いたため、ちょっと小腹がすいたので(簡単な機内食は2回食べましたが..)北駅前まで行って遅めの夕食です。北駅前は、さすが、国際列車やユーロスターの発着駅だけあって夜遅くまでレストランは、開いていて、けっして、高級ではないのですが、旅行者向けのメニューをそろえたレストランやカフェ、ファストフード店がたくさんあります。店に入り、ウエイターが席に案内してくれます。サラダ、ワイン付きの魚料理がメインのセットを注文しました。けっこう量が多く、腹いっぱいになって、赤ら顔でホテルへ戻り、眠りに着きました。
【教訓】
せっかくのヨーロッパ旅行です。ちょっと旅行費用を追加してホテルをランクアップして優雅な旅行を楽しみましょう!!ルイ・ヴィトンやグッチの買い物をして安もののホテルに泊まるのは、あまりにもアンバランスです。
【8日目】
今日は、午前中、パリのホテルを視察して昼前にタリス(高速列車)に乗ってブリュセルに移動していくつかホテル視察をした後、夕方(夜?)、アムステルダムまで移動というハードな日程です。まず、ホテルに荷物を預けたまま、北駅から地下鉄に乗り、市内中心部と反対側行きの地下鉄7号線でポルテ・ド・ラ・ビレット駅まで行き、駅の上にあるフォレストヒルヴィレットホテルを視察です。
オペラ座までは、地下鉄で20分程かかりますが、値段の割りに非常に近代的で部屋のサイズも広いアメリカンスタイルの大型のホテルです。パリの市内中心部ですと足回りは、良いのですが、部屋が狭かったり、ホテルが古かったり、やたらホテル代が高かったりしますので、むしろ、市内中心部から少し離れて、地下鉄の駅に近いホテルの方が良いかもしれません。前回、オペラ座やシャンゼリゼ界隈のホテルは、視察済みなので今回は、旅路を急ぐべく、ホテルに戻って、荷物をピックアップしてタリスに乗るため北駅へ急ぎます。
駅に着いたら、なんと、たくさんの人であふれています。ユーレイルセレクトパスを持っているので、乗車券は、不要ですが、タリスやユーロスターやTGVは、指定席券が必ず必要です。切符売り場は、長蛇の列です。たくさんの人が並んでいて窓口が10箇所くらいあるのに、2つしかあけていません。ひとりを処理するのに5分くらいかかっています。並んでいる人数から逆算すると、1時間くらいかかってしまいます。日本では、考えられないことですが、これがフランスの鉄道事情です。こんなことなら日本で指定席券も購入してくればよかったと後悔しました。(時間が確定できなかったのと、日本で購入するほうが少し高いような 気がしたので、事前購入を躊躇してしまったのが悔やまれます。)
とりあえず20分後に出る列車を見送って、その1時間後に出る列車を予約する作戦です。ところが、待っても待っても列が前に進みません。あと2~3人で自分の番ですが、列車出発のすでに5分前です。こちらも旅程が詰まっていて、今日中にブリュセルのホテルを視察してアムステルダムまで行かなければいけません。やむおえず、列を離れてタリスに飛び乗るべくホームに向かいます。ところが普通の特急列車と違って、タリスの各車両の乗降口には、頑強な車掌が待ち構えて、指定席券を見せろと言います。「1時間待ったが自分の番が回ってこず、時間がないので、直接、列車に来た。」と身振り手振りで訴えます。車掌も何か、うだうだ言っていましたが、最終的には、その場で30ユーロ(=約4,000円/日本で買えば3,000円だった。ショック)を払って、車掌から直接、切符を買いました。たぶん、車掌から直接、買ったため、無賃乗車料金を徴収されたと思います。窓口で買えばもっと安かったのでしょうが、こちらも時間をお金で買っているようなものなので、しょうがありません。1等に乗れるパスを持っているので、とりあえず、空いている1等の座席に座ります。乗ってしまうとヨーロッパの列車は、ゆったりしていて、混んでいなくて、ゆれが少なく、快適です。
パリを離れて程なくすると、簡単な食事が運ばれてきます。これが、タリスやユーロスターの1等の良いところです。食事をたいらげ、一服すると、もう、ブリュセル南駅です。指定席券を買おうと思って並んだ時間が、1時間20分で列車に乗っている時間が、1時間20分という皮肉な結果になってしまいました。
【教訓】
切符は、事前に日本で購入して出発しましょう!!外国では、日本の感覚では、物事が進まないことが、多々あります。今回は、いい勉強になりました。
ホテルからアムステルダムの中心部までは、たぶんタクシーで20~30分の距離ですが、ホテルの前にタクシーは見当たらなかったため再度、地下鉄で中心部へ向かいます。中央駅のひとつ手前の駅で下車して徒歩にてアムステルダムの中心にあるダム広場へ向かいます。ちょっと方向音痴になり、遠回りしましたが10分ほどでダム広場に出ました。広場に来るまでにいくつかの小さいホテルの前を通りましたがどのホテルも「今日は、満室」のボードが入り口にかかっていました。まずは、当社がよく利用するダム広場からすぐのところにある
「ドリアホテル」の視察です。入り口にはすでに「満室」のボードがかかっていますが、お構いなしにフロントのスタッフに部屋を見せてほしいと頼みます。しかし、すでに満室で夜遅いため、どの部屋もチェックイン済みで見せられないとのことです。やむなく撤退です。ホテルの印象は、少し古い感じでしたが、ホテル代の高いアムステルダムでは安くて場所がよくため、なんとか合格です。
夜も遅くなり、おなかがすいてきたので、ヨーロッパ最後の夜は、少し贅沢な夕食をと思い、以前、利用したことがある、クラスナポルスキーホテルの中にある日本食レストラン「江戸京」で鉄板焼きを食べようと向かいましたが、すでにオーダーストップでした。しょうがなく、次にアムステルダムでうまいと思われるダム広場横の中華レストランですませました。他にもアムステルダムには、おいしい かきやムール貝の店もありますが今晩は、時間がないため手っ取り早い中華料理です。夕食後、ぶらぶらと近くの飾り窓地区を歩きながら運河沿いに次の視察先のアルバスグランドホテルへ向かいます。とにかく、ダム広場界隈は、昼夜をとわず、いつ来ても人であふれています。さらに、裏手にある運河沿いの飾り窓地区は、夜になると歩けないくらい
観光客や地元の人でごった返しています。アルバスグランドホテルへ向かう途中、有名なホテルヨーロッパが運河から照らされる光線できれいに浮かび上がっています。ハウステンボスにあるホテルヨーロッパのモデルというか、元祖です。一度は、泊まってみたいホテルです。(このホテルは前回、視察しました。)
さらにムントの塔から花市場を通り、アルバスグランドホテルに着きました。このホテルもよくツアーで利用します。ムントの塔や花市場などの観光スポットに近く、ダム広場界隈のように、ざわざわしていないのがよいかもしれません。
前回、アムステルダムに来たときに、たくさんのホテルを視察しましたが、やはり、あすすめは、値段の割りに良い レンブラントレジデンスホテルです。
さあ、ホテル視察も終わり、最後の夜は、散財すべく、タクシーでカジノへ乗り込みます。カジノは、レンブラントの「夜警」で有名な国立博物館の前の運河をわたったところにあります。パスポートを見せて入場料を払い、いざ出陣です。夜遅いのと明朝、早く空港に行かなければならないため、時間がありません。2時間ほど、ルーレットとブラックジャックをして、なんとその日は運良く、約20万円ほどゲットして、さっさと退散しました。(そういえば前回もオランダに来たときもロッテルダムのカジノで一儲けしたことを思い出し、オランダのカジノと相性がよいのかも知れません。)帰りは、ふところに余裕があるため、タクシーでホテルへ直行です。ホテルに着いたらすでに深夜2時を回っていました。明日は、とうとう帰国の日です。カジノで勝ったため気持ちよく熟睡です。
【9日目】
今日は、とうとう帰国の日です。朝食後、ホテルにタクシーを頼んで空港へ直行です。アムステルダム/スキポール空港は、鉄道でのアクセスがよいので地下鉄と列車を乗り継いで向かってもよかったのですが、ホテルが市内の空港寄りにあったのと、荷物が多いためタクシー利用です。(ほんとうの最大の理由は、昨晩のカジノでの大勝?ですが....)空港まで20分で着きました。スキポール空港は、何回も利用していますが本当に機能的で、免税店も充実しています。早く着いたので、最後のショッピングです。ひととおりのブランド品や化粧品、たばこ、酒などの免税店の他にオランダらしく、チーズ専門店やダイヤモンドショップ、カジノまであります。時間があまったので空港内のインタネットカフェで会社のメールチェックです。(本当に便利です。)
10:35ルフトハンザドイツ航空で定刻どおり出発→11:40フランクフルト着 フランクフルトは、巨大な空港で、今回、シェンゲン国内便から日本への国際線に乗り継ぎのためターミナルの移動が必要です。掲示板に従って、徒歩にて移動しましたが、出国手続きも含めて30分くらいかかりました。これは、乗り継ぎ時間が少なかったり、飛行機が遅れたらちょっとあせるかもしれません。13:30関空に向けて定刻どおり出発→翌日07:50関空着
※この旅行記は、2004年9月に書かれたものです。最新の情報は、ご自身でご確認ください。