創立25周年記念旅行体験記「スペイン旅行記」
マドリード、グラナダ、バルセロナを周遊されたS.Yさんからのご投稿です。スペイン旅行を計画されている方はぜひご覧下さい。
小さい頃から憧れていたスペイン。
大学3年生の秋頃、当時仲が良かった友達と、「卒業旅行でスペインへ行こう」と約束し、大学4年生の秋に念願叶って初めてスペインを訪れました。スペインでは、マドリード、グラナダ、バルセロナの順に回りました。それぞれとても印象深い街だったので、思い出を記していこうと思います。
<マドリード>
バルセロナやグラナダと比べ、これといった見所が一見なさそうなマドリード。正直あまり期待していなかったのですが、蓋を開けてみたらマドリードが一番楽しかったような気がします。
理由は2つ。1つ目はマドリードの食事が一番口にあったこと。当たり前ですが、スペインにも郷土料理というものはあり、地方によって名物は異なります。マドリードで有名なのは、コシードと呼ばれるひよこ豆のスープや、カジョスと呼ばれるもつ煮込み。これが思いの外、とても美味しかったのです。特にコシードは今まで食べたことがないようなこってりしたスープでしたが、私の口にとても合いました。
2つ目はそこまで治安が悪くなかったこと。たまたまなのかもしれませんが、バルセロナに比べて治安が良いような印象を受けました。どれほど治安が良かったのかというと、うっかり携帯ショップでパスポートを起き忘れた私が、数分後に携帯ショップに戻ると、きちんと保管されていたくらい。そのため、緊張せず回ることができました。
<グラナダ>
一度で良いからアルハンブラ宮殿を見てみたいという想いが幼い頃からずっとあり、満を辞してアルハンブラ宮殿のあるグラナダへ。大都会だったマドリードとは打って変わって、とてもこじんまりとした田舎町でした。そして、露店で売っている品物や、流れている音楽がどことなくアラブの世界を感じさせます。憧れていたアルハンブラ宮殿は、予想以上に敷地が広く、回るのにとても時間がかかりましたが、美しく、そしてアラブの世界とヨーロッパの世界をどちらも感じさせる不思議な宮殿でした。
<バルセロナ>
バルセロナといえばガウディの建造物。サクラダファミリアにカサミラ、カサバトリョ。バルセロナの街はグラナダに比べて明るく、気分も上がります。もともと建築に興味があったため、バルセロナの建造物を一つ一つ見るのはとても楽しかったです。特に気に入ったのはサンパウ病院。こちらはガウディの建てたものではないけれど、とても美しい建築物でした。病院なのに、まるでお城のように豪華で、見ていてとても楽しかったです。
食事も美味しく、1つ1つの地域で全く異なるスペイン。いつかまた行って見たいと思います。
※この旅行記は2020年5月に書かれたものです。最新の情報はご自身でご確認ください。