2018GW旅行体験記「ウィーン旅行記」
4/29出発 関空発 タイ国際航空で行く ウィーン6日間に
参加されたT.Mさんからのご投稿です。
はじめてのウィーンを巡る3日間
憧れの都市、オーストリア・ウィーン。
2018年のゴールデンウィークで有給を合わせて、6日間のお休みが取れるチャンスなんて、なかなかない。行きたいところで真っ先に思い浮かんだウィーン。
歴史都市に浸りながら、お昼はCafe、夜は音楽鑑賞。あっという間にウィーンの魅力に虜になりました。
【1day】旧市街散歩、クラシックコンサート
8:20 ウィーン市内へいく列車に乗り込む。
これから待っている見たこともない景色を想像しながら。
ホテルに荷物を預けて、そこでコンタクトを入れてメイクをして、 いよいよ、旧市街の中心へ。
見たこともない、けれどずっと前から知っていたような世界に舞い降りたよう。
10:30 ≪Hofburg ホーフブルク≫
まず訪れたのは、約650年の統治の歴史をもつ"ハプスブルク家"の栄華の象徴である王宮。
内部見学はしていませんが、外観からでもその壮大さを感じます。
このお方は、皇帝フランツ・ヨーゼフの妃エリーザベト。 皇帝の一目惚れだったそう。
でもウィーン宮廷の暮らしに不安を抱くエリーザベトは、
「皇帝のことはとても好きです。あの人が皇帝でさえなければ。」と言ったとされています。
皇妃エリーザベトはスタイル抜群で、身長172cm、ウエスト50cm、体重45kgとか。
モーツァルト像 at王宮前のブルク公園
旧市街をここから時計回りに進み、
国会議事堂は改修中のためスルー。
≪Rathaus 市庁舎≫
吸い込まれそうなほど美しく続く通路。
11~12月にはここでクリスマスマーケットが行われています。
ヨーロッパやNYのクリスマスマーケットには、絶対に行ってみたい。
14:30 〈DEMEL デーメル〉
6:30頃(オーストリア時間)の機内食から何も食べてなかったので、
ミヒャエル広場が見えるDEMELでザッハトルテをいただくことにしました。
今回の旅では、ザッハトルテの食べ比べもするつもり♪
14時なんて1番混んでる時間だけど、暑さでヘトヘトでもう動けなかったので並びました。
ザッハトルテ? と、アイスコーヒーを注文したら何とコレが! アイス+ホイップ+クッキー!!
ウィーンの伝統的なCaf?には、日本のような「アイスコーヒー」は無いみたい。
この日の夜はクラシック鑑賞の予定で、開場の19:15まで時間があったので…
≪Stephansdom シュテファン寺院≫
ウィーンの中心にそびえ立つ寺院は大迫力!
てっぺんを見上げようと思うと、空を見上げているのと同じほど。
20:15 ≪Musikverein 楽友協会≫ 開演
ウィーンで過ごす初めての夜は、ウィーン・フィルの本拠地、ムジークフェライン。
毎年ここで、ニューイヤーコンサートが行われています。
"黄金のホール"と呼ばれる所以。
今日はウィーン・モーツァルト・コンサート♪
演奏者はモーツァルト時代のコスチュームを着ていて、気軽なコンサート。5~10月に開催されているそう。
フィナーレはシュトラウスの"ラデツキー行進曲"を指揮者に合わせて楽しく手拍子の大合唱。
22:00 終演。あっという間の1日目でした。
【2day】ベルヴェデーレ宮殿、オペラ鑑賞
10:30 シェーンブルン宮殿へ。
5/1 メーデーということもあり、たくさんの人。
宮殿内を見学できるのが3時間後だったので、この日はあきらめて明日の朝一に来ると決めました。
12:00 ≪Prunksaal 国立図書館プルンクザール≫
天井のフレスコ画は歴代皇帝の偉業を描いているそう。
このあとオペラ座の内部のガイドツアーに行きたいので、催行スケジュールを確認しにオペラ座入口付近へ。毎日それぞれの言語で開催されていて、この日は日本語ガイドが15:00から。「20分前に来て、チケットを購入してね。」と教えてくれました。
14:00 〈Cafe Sacher ザッハー〉
オペラ座のお隣のザッハーへ。この日も中途半端な時間にザッハトルテになりました。旅行だから良いかな。 中にはアプリコットジャムの層があり酸味が入っていてアクセントに。
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15:00 ≪Staatsoper 国立オペラ座≫ 見学
1869年、モーツァルトの作品で歴史の幕を開けたオペラ座。来年はなんと150周年記念。
パリ、ミラノとあわせてヨーロッパ三大オペラ劇場。オペラは、1600年頃にイタリアで誕生し、ウィーンにもたらされたそう。
ガイドは約40分で、日本語ペラペラのお兄さんが案内してくださいました。
「このオペラ座はとても広いですので、迷子になってあなたが、 "オペラ座の怪人"にならないよう、気を付けてくださいね…。」(日本人 笑笑)
また、昔のオペラ座は談笑の場であったこと、 現在も続く冬の舞踏会の一夜、 音楽監督をした小澤征爾さんの活躍、 舞台準備やリハーサルなど、ユーモアを交えながら説明してくださいました。
最大2300人が収容できる、世界的にも大きなオペラ座。 毎日約200人の裏方さんが舞台セットの準備などで働いていらっしゃるそうです。
16:00 《Belvedere ベルヴェデーレ宮殿》
内部は美術館になっていて、クリムトの代表作"接吻"があります。
19:00開演の"AIDA"(アイーダ)を鑑賞するため、再びオペラ座へ。
絶対お腹空くだろうな、でも時間ないな、と思い、
(お食事に関しては計画性のない私。笑)
オペラ座正面の向かいのレストランでボロネーゼと赤ワインを頂きました。ウィーンで初の赤ワイン?
ドイツ語メニューが読めなかったのでボロネーゼにしましたが、お隣のお客さんを見ると、オーストリア伝統料理の美味しそうなシュニッツェルが!あらら~。笑
そしていよいよアイーダ。
生演奏はウィーン・フィル。
登場人物のそれぞれの交錯する思いが合唱へ。 そしてそれを盛り上げる演奏で、大迫力の舞台。 何年も前にDVDでしか見たことのない舞台をこのオペラ座で触れられて、とても嬉しかったです。
女子ひとり旅だと夜の過ごし方に迷うけど、ウィーンでは遅くまで芸術鑑賞ができて、退屈することが全くありません。
【3day】シェーンブルン宮殿、メルク修道院、美術史美術館
8:00 ≪Schonbrunn シェーンブルン宮殿≫
豪華絢爛な宮殿。
ハプスブルク家の夏の離宮。
マリア・テレジアは、1500人以上の宮廷人とともに、夏をここで過ごしたそう。
シャンデリア、家具、装飾、全てが輝いていました。
チケットには大きく分けて2種類あり、私は全て回ることができるグランドツアーにしました。
6歳のモーツァルトが、マリア・テレジアの前で演奏したときに同席していた、7歳の娘マリー・アントワネットに求婚したという可愛らしいエピソードも。
宮殿を見ながらカプチーノを頂きました。
12:30 ≪Stift Melk メルク修道院≫
ウィーン西駅からQBBで約1時間。列車は人が少なかったです。
駅を降りるとすぐに目に飛び込んできた修道院。
迷路のような道をいき、入り口まで向かいます。
マリア・テレジアが好んだイエロー、この"テレジアンイエロー"に惹かれて訪れました。
メイン通りは、ウィーンの雰囲気とはまた違っていて、
可愛い陶器やアイスクリームのお店が並んでいるメルヘンな世界で、小さな国に迷い込んだよう。
17:00
≪Kunsthistorisches Museum 美術史美術館≫
すっごく広くて全てをじっくり観ることはできなかったけど、ブリューゲルの"バベルの塔"はおさえました。
この作品は2017年に日本にもやって来ていました。2~3月には「バロックの巨匠たち」展が兵庫で開催されていたのを観に行きました。予期せず約1年ぶりの再会です。
18:30 〈Plachutta プラフッタ〉
美味しいオーストリア名物がそろっているレストラン。 すぐに入れたけれど、だんだんお客さんが増えて気付くとたくさんある席が満席に!人気のレストランみたい。
・ラーフェルシュピッツ(牛肉のブイヨン柔らか煮込み)
・フリタッテンズッペ(細切りクレープのスープ)
・シュニッツェル(子牛のカツレツ)レモンを絞って。
最後の夜に、こんなに美味しい伝統料理を食べることができて大満足。
今夜はお腹いっぱいでおやすみなさい。
【4day】
8:00 最後にもう一度、ひと目街並みを見たくて。
ただただ、オペラ座やストリートをゆっくり歩きました。 多くのお店が開店の準備をしているところでした。 この人たちにとっては、いつもと変わらない日常。
10:00 スーパーでお土産を買い足し。
11:30
〈Joseph Brot ジョゼフ・ブロート〉
Wien Mitte駅から3分ほど。
可愛らしい店内でパンやスープを頂きたかったけれど、時間も限られているのでカプチーノのテイクアウトを。
12:19 空港へ。
日本に帰ってくると、 夢を見ていたのか、タイムスリップしていたのか…。 ウィーンの景色や人たちは、同じこの時間に本当に存在しているのか。 そんな風に思いました。
またきっと、訪れたい。
※この旅行記は2018年4月に書かれたものです。最新の情報はご自身でご確認ください。
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