マルタ島&シチリア旅行記
11月に当社のマルタ島ツアーをご利用されたお客様から 海外旅行体験記にご投稿いただきましたので掲載させていただきます。 最新のマルタ島+シチリア情報で詳細にご報告いただいていますので マルタ島(シチリア)旅行を計画されている方はぜひご参考にして下さい。
マルタを旅した友人が「私はマルタを訪れるために生まれてきたと 言っても過言じゃない」みたいなことを言っていました。 それはたぶん過言ですが、マルタにはそれくらいのことを言わせる 魅力があるのでしょう。 ぜひこの目で確かめねば!ということでSPCさんのマルタツアーに 申し込んで、私もマルタの魅力に触れてきました。
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深夜11時30分の便で関空を立ち、ドバイ経由でマルタのルア空港に 着いたのは午後2時。到着ロビーにはタクシーチケット・カウンターが あるので、そこで目的地を告げてチケットを買います。 これは不慣れな観光客がタクシーにぼられないようにするための安全策。 ナイスアイデア! 悪名高い南イタリアの空港のタクシーでも、 ぜひ実施してもらいたいサービスだと思いません? カウンター横でドライバーが待機しているので、チケットを渡して乗車。 空港から、セントジュリアンのヒルトンホテルまでは19ユーロでした。
今回5泊したホテルはセントジュリアン地区に建つヒルトン。 チェックインを済ませ、海沿いに面した夕暮れのプロムナードを スリーマまで散策しました。レストランやカジノ、クラブがある セントジュリアンはとりわけ夜ににぎわいを見せるリゾート地。 スピノーラ湾が深く町をえぐるこの場所は、かつての漁村だったことを 誇示するように色鮮やかな船が休んでいます。
部屋は最上階のシーサイドビュー。テラスからの朝焼けは毎日眺めても 飽きることはありませんでした。
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ヒルトンマルタ 外観
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ヒルトンマルタのテラスからの眺望
2日目はタクシーで紀元前2500年の遺跡「タルシーン神殿」へ向かい、 その後首都ヴァレッタへバスで移動。
ちなみに、このマルタバス…トトロのネコバスみたいで可愛いですが、 ドアは開けたまま突っ走ります。見かけによらず乱暴。 料金は0.46ユーロと格安ですが、行きと帰りで乗り場が離れていたり、 満員の時はスルーされたりと、短期の観光にはやや不向きな点も。
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マルタバス
1968年に再建されたシティゲートは、下からだと分かりにくいですが、 じつは上が道路で車がバンバン行き交っています。 バスターミナル方面からゲートを抜けて右に曲がるとツーリスト・ インフォメーションがあるので、バス・マップはここでもらえますよ。
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シティーゲート
聖ヨハネ大聖堂と騎士団長の宮殿を見学後、遊覧飛行で上空から はちみつ色の建物が連なるマルタの風景を楽しみました。 入り組んだ美しい入り江が島を取り巻いてさまざまな表情をみせる マルタ。首都ヴァレッタからコゾ島北端にある扇形の 入り江「インランドシー」までのルートを8の字に飛行…30分間の まさにリアル・グーグルアースなフライトでした。
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遊覧飛行艇
座席は1&2の3列シートですが、ヴァレッタやインランドシーが 見える搭乗口側の1人席の方がオススメ…指定席じゃないので早く 乗り込んだ者勝ちです。予約は日本からネットでも可能。
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上空から見たヴァレッタ
マルタ島で2泊した翌朝、マルタ航空でイタリアのシチリアへ渡りました。 マルタとシチリアの距離は90㎞しかなく、30分でカターニャ空港に到着。 オフシーズンのこの時期は、マルタとシチリアを結ぶ便は1日1便。 しかも、カターニャ行きしかないので大きな旅客機は満席です。 カターニャにホテルをとって、翌日は映画「グランブルー」の ロケ地タオルミーナ、翌々日は映画「マレーナ」のロケ地シラクーサを 訪れました。
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カターニャからタオルミーナやシラクーサへは高速バス「プルマン」で 1時間の距離。タオルミーナは海沿いと岬から続く高台の上に街が 分かれていて、鉄道は海沿いに、バスは高台に到着します。 ただし、バスは到着と出発でターミナルの場所が全く違ったからご注意を! 海と丘の上の行き来はロープウェイが便利でした。
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タオルミーナの街角
シラクーサはバロック調の建物が連なる、広々とした歩きやすい街。 メルカート(市場)でシチリア名物「マグロのカラスミ」を買いましたが、 味はカラスミというより、カツオの酒盗に近い味でした。 悪名高いシチリアですが、治安は思ったより良かったかな? シラクーサを観光後、夜7時の便でマルタへ帰還しました。
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シラクーサの街並み
カターニャで合宿級のハードな3日間を過ごした翌朝、マルタ3日目となる この日はヒルトンホテル内にあるエイビスでレンタカーを借りてドライブに出発! 慣れないマニュアル車を操って最初は青の洞門と呼ばれるブルーグロットへ出発!
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ブルーグロットのチケット売り場
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ブルーグロット
マルタ到着時にあれほど荒れていた海は、シチリアから戻ると油をたらしたように 穏やかとなり、小さなボートでミステリアスな青色に輝く洞門を見ることが できました。とても幻想的な色でしたが、写真の方が綺麗なのはなぜ? 紀元前3000年に建設されたハジャー・イム遺跡へ寄ってから、聖ヨハネ騎士団が マルタにやって来るまで首都がおかれていた古都イムディーナに行きました。
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レンタカー
人気店のカフエ・フォンタネッラで名物のマルティーズ・カフェ (ラム酒とホイップクリームが入ったコーヒー)でまったり。 その後、マルタ島最大の漁村マルサシュロックの朝市を見学に行きました。
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マルティーズ・カフェ
マルタの海岸でよく目にする青と黄色の船「ルッツ」 穂先には必ず一対の目が描かれています。 フェニキア人から伝わった魔よけの意味があるんだとか。 この日は日曜日で朝市をやっていましたが、 到着した夕方でも大勢の買い物客で賑わっていましたよ。
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マルタの船「ルッツ」
マルタ4日目はマルタ本島を離れ、ゴゾ島へレンタカーごとフェリーで渡りました。 アズールウインドーには風洞と、遊覧飛行機から見えた扇形の小さな入り江 「インランドシー」があり、岩の切れ目からボートがひっきりなしに出入りしています。 ここで再び小船を貸し切って青い海の神秘体験。 その後ヴィクトリアの大城塞、マルサルフォンの塩田を訪れ、ビーチリゾートとして 名高いシレンディーで夕食をとりました。ゴゾ島はマルタのお年寄りが余生を過ごす島と いわれる田舎だけあって、のんびり走ることが出来ます。 フェリーでマルタ島へ戻り、旅行最後の夜の思い出にライトアップされた静寂の街 イムディーナを再訪して、マルティーズ・カフェで乾杯!ホテルへ帰ったら深夜でした。
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上空から見たアズレーウィンドウ
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アズレーウインドーの青い海
今回はマルタ5泊、シチリア2泊という旅でしたが、国土が狭いわりに見所満載のマルタは 観光がしやすく、シチリアよりも街の雰囲気が好みだったのは自分でも意外な驚きでした。 トラブルゼロで、天気にも恵まれましたし。そんな私たちのマルタ旅行に色々と ご尽力くださいましたSPCさまには感謝の気持ちでいっぱいです。 最後になりましたが、この場を借りてお礼を述べさせて頂きますね。ありがとうございました!
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ヴィクトリアの大城塞
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セントジュリアン
※この旅行記は2009年11月に書かれたものです。最新の情報はご自身でご確認ください。
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