2013GW旅行体験記「ギリシャ旅行記」

5/4出発 関空発 人気のエミレーツ航空で行く!アテネ7日間に参加されたR.T.さんからのご投稿です。ギリシャ旅行を計画されている方は、ぜひご参考にして下さい。

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1日目

昼過ぎにアテネの空港に到着。快晴で本当に気持ちがいい、旅のはじまりには最高の気候である。早速、空港バスを利用し、市内のホテルに向う。バスは高速道路をひた走る。眺めはのどかな田舎町の風景で、日本の高速道路から見る景色とそう変わらないように感じ、まだギリシャに来たという実感がわかないなあ~なんて考えていた。

数十分後、終点のシンタグマで降ろされ、重たいキャリーケースをひきながら、ホテルのあるオモニア広場へ向かう途中、大理石でできた国会議事堂やアテネの大学を発見!大きく、そして真っ白で荘厳な建物に圧倒され、心底感動するとともに、やっとギリシャにきたのだと実感した!

ザ・ギリシャ!という建物を楽しみながら、歩くこと15分ほど。やっとホテル(ドーリアイン)に到着。(ちなみにこのホテル、屋上にプールとバーがあるのだが、夜景が本当に美しいのだ。ライトアップされたアクロポリスも見ることができる。ギリシャ滞在中、ほぼ毎晩ここのバーでワインを飲みながら、夜景を楽しんだ。)


ホテル屋上のプールからの眺め

アクロポリスが目も前に見える高級レストラン

ホテルにつくやいなや、早速荷物を預け、夕暮れどきの街に繰り出す。ちょうどお腹が空いてきたので、レストランに行くことに。せっかくの旅行なので、ユーロ高も気にせず、奮発してアクロポリスの丘の麓にある眺め抜群の高級レストランに行こうと決意。行くと、2階のテラス席に通された。なんと目の前にアクロポリスがあるのだ!日が傾き、夕暮れ色に染まった美しいアクロポリスを眺めながら食事を楽しんだ。夕暮れ時も本当に素晴らしいが、日が沈んで行く中で、徐々にライトアップされていくアクロポリスもまた格別。本当にその景色自体が芸術作品であり、美しさにうっとりしてしまう。ついつい三時間以上も滞在してしまったのであった。

2日目

この日はアテネにある遺跡めぐりをすることに。一番思い出深いのはなんといってもアクロポリス遺跡である。学生時代に教科書で見たあこがれの場所であり、アクロポリスにあるパルテノン神殿は、とにかくそのスケールの大きさにただただ驚いた。車や機械が存在しない紀元前に、よくもこんなに大きい神殿を建築できたものだと感動すると同時に、不思議に思わずにはいられない。しかも素材は大理石!相当な重量である。重厚な柱をよくよく見ると、実はそれはまっすぐではなく、わずかに曲線を描いているではないか!なんという手のこりよう!古代ギリシャ時代を生きていた方々に感服である。

ランチは古い街並みが残る歴史的な街、プラカ地区のタベルナ(食堂)で地中海料理をいただくことに。特に印象に残っている料理はタコのグリル。天日干ししたタコをグリルし、オリーブオイル、酢、塩で味付けしたシンプルな料理。外はカリカリとしているが、中はもっちりとした食感で大変おいしかった。

午後からは、再び、アテネを散策。アテネといえば、パルテノン神殿、ディオニソス劇場など、何と言っても古代遺跡が見所であるが、街に残る古い教会も是非見ておきたい。ギリシャ正教だけでなく、ロシア正教、カトリックの協会を見てまわった。10世紀頃の教会は内側だけでなく、外側の装飾もかなりこっていて、大変美しいかった。一見の価値ありである。


アテネといえば古代遺跡

ギリシャの伝統的な歌や踊りを楽しめるレストラン

夕食は、ギリシャの伝統的な歌や踊りを楽しむことができるレストランを予約。客参加型のショーでみんなで歌ったり踊ったりとても楽しい時間を過ごした。もちろん、ショーだけでなく、料理の方も定番のギリシャ料理をひととおりいただくことができて大満足。

3日目

テレビなどでよく取り上げられている、サントリーニ島に行くことに。早めに起床し、地下鉄でピレウス港へ向かう。途中、地下鉄は地上を走っており、町並みをみているだけで楽しい。ピレウスに到着し、早速、高速船に乗り込む。サントリーニ島では、片道4時間30分ほどで到着。

港からバスでフィラへ移動。真っ白の建物が続いており、美しい町並みである。道は細くくねくねと曲がっており、分岐しており、町全体が迷路のようである。また、道のタイルや真っ青の屋根をつけた教会など、美しく絵になる建物が多く、道を歩いているだけでもあきない。夢のような場所である。


サントリーニ島

サントリーニ島

散策していると、お腹がすいたのでイタリアンレストランに入る。フィラは海沿いに、レストラン・カフェが建ち並んでおり、美しいエーゲ海を眺めながら食事ができる。

食事が終わると再び町を散策。道の脇はお店が列を連ねており、お土産を物色しながら歩く。サントリーニ島は干しぶどうでつくったデザートワインが有名とのことだったので、酒屋でワインを試飲。甘いが酸味もほのかにあり飲みやすかった。

帰りは、オリンピック航空の飛行機を利用した。1時間ほどでアテネに到着。日帰りでも十分に楽しむことができた。

4日目

この旅で一番楽しみにしていたメテオラを拝むため、朝早くOSEに乗り込み終点のカランバカへ向かう。片道約5時間半の長旅である。車窓から景色を楽しむ。途中、今自分がどの辺にいるのか、どこまできているのか気になるが、地下鉄とは違い、駅名や社内放送が全てギリシャ語であり、今どこにいるのかさっぱり分からない。乗り継ぎが必要なくて本当によかったと心から思った。

カランバカにやっとこさ到着するころにはもうお昼だった。おなかがペコペコだったが、日帰りの私には、ここでの滞在時間は4時間ほどしか許されていないため、少しの時間もおしいので、レストランによらずにタクシーをチャーターし、急いでメテオラに向かう。

メテオラに向かう道中、目の前に広がる奇岩群に圧倒される。日本にはない光景なので、それだけで大興奮。下からの眺めもなかなかのものである。高い岩の上にぽつんとぽつんと修道院がたっているメテオラは9世紀に敬虔な修道士が俗世から離れた生活を送るために移り住んだのが始まりとされているが、なるほど、祈りと瞑想に集中するにはとっておきの場所である!(要するに、周りには何もない!)と、感動しているのもつかの間、あっという間に修道院の入口に到着。車は上まであがれないので、ここからは階段である。

期待に胸をふくらませながら、岩のてっぺんにある修道院を目指して階段を一歩一歩上っていく。だんだんと眺めがよくなっていき、ついにてっぺんに到着。まず、着いて思ったことは、眺望が最高!ということである。「メテオラ」とは、「空中につりあげられた」という意味のようだが、その名の通り!まさに空中につりあげられているような気分になる。早速、建物の中に入り、教会へ。修道院にある小さな教会内はもちろん撮影禁止の聖なる空間。とても厳かな雰囲気。明りはほとんどなく、小さな窓から入ってくるわずかな日の光だけ。その薄暗さが、より一層教会内の雰囲気を厳粛なものとしている。壁は天井にいたるまで、キリスト教にまつわる絵でびっしりと埋めつくされている。柱も細かい彫刻で飾られており、とても美しかった。

このような修道院がメテオラには7つあるようだが、そのうちの5つを回ることができ、日帰りでも大満足であった!旅の雑誌には、カランバカへは泊まりで行くべきとの記載がされていたり、現地のオプショナルツアーもだいたい2日間のコースだったりしていて、普通は日帰りを考えないが、SPCの会社の方から日帰りでも十分楽しめるというアドバイスがとても役に立った。おかげで、時間を有効活用できたので感謝。


メテオラ

ゼウス神殿

5日目

アテネ最終日。最後にゼウス神殿を見に行った。やはり、そのスケールのでかさに圧倒。ゼウス神殿を見た後は地下鉄に乗って空港へ。

本当に楽しい時間というものは早く過ぎるもので、あっという間の5日間であった。本当に短い時間だったが、古代遺跡、メテオラ、サントリーニ島と行きたいところにすべて行くことができ、大満足の旅であった。これも、色々とアドバイスをくださったSPCの方のおかげである。

どうもありがとうございました。とても楽しい旅になりました。

※この旅行記は2013年5月に書かれたものです。最新の情報はご自身でご確認ください。

ギリシャ 旅行記(体験記)


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