台北社員旅行記
3月15日~18日の間に2泊3日で3班に分かれて台北へ社員旅行に行ってきました。3班とも違う航空会社を利用して、自由行動時は各々興味のある所を廻りました。そして全員で今、人気の「鼎泰豐」で小籠包を食べた後、人でごった返している士林夜市を散策。翌日は、全員でレトロな街「九分観光」に行きました。(分はにんべんに「分」が正しい表記です)
A班が今回利用したのはトランスアジア(復興航空)。昨年6月に関空に就航した航空会社で機材は最新のA320でした。
トランスアジア航空
ビジネスクラス
定刻12:40に関空を飛び立ち、14:30に台北桃園空港に到着。到着後、空港バスで台湾高速鉄道(新幹線)の桃園駅へ(所要約20分)新幹線に乗って、約30分で台北駅へ。台湾新幹線の車両は日本の新幹線とまったく同じで、日本で新幹線に乗っているのと錯覚してしまいます
台湾新幹線
巨大な台北駅
台北駅は、新幹線も在来線もMRT(地下鉄)もすべて地下にあります。MRT淡水線に乗って民権西路駅で降りて、宿泊先の三徳ホテルに行きます。
夕方からは、お目当ての「鼎泰豐」に小籠包を食べに行きます。すでに店の前には順番待ちのたくさんの人がいます。ほどなくして店内に案内されて小籠包などの料理をたらふく食べました。
その後、みんなで士林夜市に繰り出しました。たくさんの人が繰り出していて歩くのも大変です。いろんなお店や屋台がたくさんあって、日本ではなつかしい輪投げや金魚ならぬ海老すくいなんかも流行っていました。
鼎泰豐
士林夜市
翌日の九分観光の案内は別の班に譲って、昼食後、北投温泉と淡水にMRTで向かいました。MRT新北投駅を降りるとすでに硫黄のにおいが漂ってきます。
ぶらぶらと坂を上って、地獄谷を散策して、反対側を下ると途中に日本統治時代からある銭湯「瀧乃湯」があります。荷物の盗難なんか大丈夫かなと思いながら男湯の入口を入るといきなり大きな浴槽があって、壁に荷物入れがありました。つまり自分の荷物を見ながら風呂に入れるので安心です。
そして驚いたことに誰も浴槽に入ってません。みんな風呂の周りに腰掛けています。不思議に思いながら風呂に入ると熱すぎて飛び出しました。そうなんです、みんな湯が熱すぎて中に入れないことがわかりました。
地獄谷
瀧乃湯
「瀧乃湯」を出て坂を下ると、台北に進出して話題になった和倉温泉の加賀屋が運営する「日勝生 加賀屋」の立派な建物もありました。
再度、MRTに乗って淡水に向かいます。ここも駅から海岸沿いに延びる道の両側が夜店になっていて人であふれています。ここ淡水は夕日がすばらしく、みんな堤防に腰掛けて夕日が落ちていくのを眺めていました。<A班 おわり >
MRT
淡水の海岸沿いに延びる道
B班はチャイナエアラインを利用しました。チャイナエアラインは何と言ってもスケジュールが抜群で、3日間でも十分満喫できました。
【往路】CI159便/関西空港10:00出発 ⇒ 台北11:50到着
【復路】CI158便/台北17:25出発 ⇒ 関西空港21:00到着
チャイナエアライン
チャイナエアライン機内
到着後からガッツリ観光スタート!まずはMRTに乗って中正紀念堂へ。25ヘクタールもある敷地の中に国立音楽ホールと国立劇場が対になって建っていて、市民の憩いの場になっているようでした。中正紀念堂から徒歩にて永康街へ。永康街はグルメスポットが集中しており、中でも台北グルメの王道、鼎泰豊(ディンタイフォン)とマンゴーかき氷の冰館(ビングァン)は絶対に押さえておきたいところです。
初日の最終目的地は世界でも有数の高さを誇る台北101から眺める夜景!のハズでしたが、この日は天気が非常に悪く、一縷の望みをかけて101に行ってはみたものの「登って も何も見えないですよ」と言われ、断念…
中正紀念堂の広場
忠烈祠の衛兵交代
2日目は朝から天気に恵まれました。まずは台湾観光名物の衛兵交代を見学しに忠烈祠へ行き、孔子廟と保安宮をまわって、故宮博物院へ。
保安宮
故宮博物院
故宮博物院は世界四大美術館の一つに数えられており、この日も沢山の観光客であふれ返っていました。翡翠で出来た白菜「翠玉白菜」だけは見なければと長蛇の列に並び、無事鑑賞してきました!
夕方からは一日遅れで到着したA班とC班と合流、3日日は全員で九分を観光し、帰国の途へつきました。では、最後の九分観光の内容はC班にお願いすることにしましょう。< B班 おわり >
小籠包
タピオカミルクティー
C班はジェットスター・アジア航空利用×2歳児を含む家族同伴の旅です。LCCであるジェットスターは機内サービスも全て有料です。機内食を頼まなければ特にCAさんとも絡む機会も無く、飛行機というより新幹線にでも乗っているような感覚でした。
ジェットスター・アジア航空
ジェットスター機内
到着後はA・B班と合流後、食事と夜市の観光です。「鼎泰豐」では子供用の椅子や食器もあり、子連れでも日本のファミレス感覚で食事を楽しめます。夜市はさすがに人がごった返しており、子供を歩かすわけにも行かず、終始抱っこか肩車…これは子連れにはお勧めできません。
2日目は「九分」観光です。九分は台北から40分程度にある旧鉱山の町、また「千と千尋の神隠し」のモデルとなったことでも有名です。狭い斜面にひしめき合うように並んだ住居や商店はいい雰囲気を醸し出していますが、それだけの人気スポット…人もごった返していました。
基隆の港、街並み
「千と千尋の神隠し」のモデル
その後台北に戻るとA・B班と解散して、ここから家族旅行の開始です。古きよき時代を思わす「迪化街」をぶらつき、「古早味豆花」で台湾式ぜんざいに舌鼓を打ち、その後は地下鉄で「台北101」へ向かいます。子供を連れての街歩きはトイレなどが心配なのですが、台北はどこに行ってもトイレが綺麗で、特に地下鉄のトイレは日本とは比較にならないほど快適!また、地下鉄で子供を抱っこしていたら、座っているお客さんはみんな席を譲ってくれます。儒教の精神なのでしょうか、痛く感動しました。
迪化街
「古早味豆花」の台湾式ぜんざい
さぁ「台北101」に上ります。世界最速のエレベータは88階の展望台までわずか37秒!びっくりするような速さです。展望台からの景色はスモッグの影響が強く、期待したものではありませんでした。
「台北101」からの夜景
台北101
子供を連れての初めての海外旅行で当初はどうなるものかとも思いましたが、そんな心配もどこ吹く風…台北は子連れにも優しい街でした。食事や買い物も何の不自由することもありませんので、小さなお子様がいてなかなか海外には行けないなぁとお考えの方は、是非とも台北へ!< C班 おわり >
※この旅行記は2013年3月に書かれたものです。最新の情報はご自身でご確認ください。