ケアンズ旅行記
当社社員が、2月16日から2泊4日のケアンズ研修旅行に参加しました。今週から旅行記スタイルでケアンズの最新情報をお届けします。
2012年2月16日から2泊4日のケアンズ研修旅行に参加しました。今回利用した航空会社はジェットスター航空です。ジェットスター航空はいわゆるLCC(ローコストキャリア)でリーズナブルに旅行を楽しみたいお客様にはオススメです。まず機内サービス等を有料にすることにより、基本の航空運賃を安くしてありますので、不要なものにお金をかけないで済みます。
例えば食事は機内食2回分+ドリンクで片道2,500円ですが、往路は夜発の早朝着なので、飛行機に乗る前にしっかり食べて、到着後の観光に備えてフライト中は爆睡してしまえば、食事はいらないかもしれません。食事の注文がなければ、途中で起こされる心配もなく安心して眠れます。
また飛行機に預ける荷物(受託手荷物)は重さによって、料金が選択できるので無駄がなく、機内には10kgまでを無料で持ち込むことが可能なので、荷物の少ない男性には持ってこいではないでしょうか。何と言っても「要るもの」「要らないもの」が選択できるところが魅力だと思います。
さて、真冬の大阪を飛び立つこと約6時間で真夏のケアンズに到着!入国審査を受け、意気揚々と空港から飛び出したものの、不運にも外は雨、雨、雨。。。2月のケアンズは雨期です。
ただここで残念がる必要はありません。雨期といっても日本の梅雨とは違って、一日中シトシトと雨が降り続けることは滅多になくザーッと降っては晴れてのくり返し。現に私は滞在中に一度も傘を開くことはありませんでした。
ケアンズにはグレートバリアリーフと熱帯雨林、2つの世界自然遺産があります。まず訪れたのは現存する世界最古の熱帯雨林に囲まれた小さな村「キュランダ」です。スカイレールというゴンドラに乗ってキュランダ村へ向かいます。その頃にはすっかり雨も止んで、青空が広がっていました。
スカイレールからは辺り一面を覆い尽くす熱帯雨林のジャングルを見下ろすことができます。サンサンと降り注ぐ太陽の光りを浴びた熱帯雨林は生命力が溢れ出していて、自然の偉大さを目の当たりにした感覚でした。熱帯雨林を散策できるツアーは他にもありますが熱帯雨林を上から眺めるツアーは世界でも珍しいので、必見です!
スカイレールで熱帯雨林のど真ん中に到着すると、そこから日本語ガイドさんと共にジャングル探検スタートです。日本には生息していない珍しい植物達の解説や熱帯雨林の様々なエピソードを教えて頂きました。見たことない植物に囲まれて、ドキドキ・ワクワク♪
熱帯雨林を探検した後はワイルドライフパーク(動物園)でカンガルーの餌付体験をしたり、コアラを抱っこして記念写真を撮ったり先住民アボリジニのダンスショーを見学したり、水陸両用アーミーダック(軍事用の水陸両用車を改良したもの)で歩いては入れないジャングルの内部に潜入したりと内容は盛り沢山でした。
またお勧めポイントがもう一つ!キャランダ村では「ユリシス」という蝶を見ることができます。ユリシスはメタリックブルーの羽を持つ大変美しい蝶で「この蝶を実際に見た人には幸運が訪れる」と言われています。ユリシスはクイーンズランド州でしか見ることができない非常に珍しい蝶です。また時速40kmで飛ぶので、見つけるのは至難のワザですが、ケアンズを訪れた際には是非幸運をゲットして下さいね。
キャランダ村を十分楽しんだ後はキュランダ鉄道に乗ってケアンズ市内へ。「世界の車窓から」でも紹介されたケアンズの名物です。キュランダ鉄道はケアンズ市内からキュランダ村に至る33kmを結ぶ観光列車です。19世紀後半に造られた木造の客車をGE製ディーゼル機関車が牽引し、MACALISTER 山脈を蛇行しながら1時間45分かけてゆっくりと進んでいきます。イイ感じの揺れと窓からの気持ち良いそよ風に吹かれながら、いつの間にかポックリ眠ってしまい、途中記憶のないところもありますが(笑)素敵な列車旅でした。
3日日は夕方からオプショナルツアーを入れてたので、それまでの時間はケアンズの市内散策。市内の公園には無料の大きなラグーン(プール)があったり、でっかいスーパーや免税店、ケアンズ駅に隣接したショッピングモールがあります。また日中はキュランダやグレートバリアリーフなど出づっぱりで遊んでいる観光客のために23時までオープンしてるナイトマーケットがあったりと観光客への配慮も素晴らしいです。マーケットにはこの冬話題になったAGG のブーツ(真夏でも置いてます!)を始め、オーストラリア特産品のお土産がずらりと並び、フードコートやマッサージまでありました。
夕方からはケアンズ南104km(車で約1時間半)のイニスフェル近郊に位置するパロネラパークを訪れました。パロネラパークはオーストラリアへ出稼ぎに来ていたスペイン人ホゼ・パロネラさんが一生をかけて建てたお城と庭園で「天空の城ラピュタ」のモデルになったと言われています。ジブリファンは特に必見ですよ!昼の観光もありますが、今回は夜のライトアップを観に行きました。ツアーはとってもロマンチックな演出が施されており、光りの中に浮かぶお城が幻想的でラピュタの世界に入り込んだようでした。(ラピュタの主題歌「君をのせて」がBGMで流れます♪)
そして4日目、ケアンズ12:20発の飛行機で帰国の途へ着きました。今回は本当に短い滞在だったので、もう一つの世界遺産・グレートバリアリーフに行けませんでしたが(実は船が苦手)、次はもっとゆっくりとケアンズを訪れたいと思います。
※この旅行記は、2012年2月に書かれたものです。最新の情報は、ご自身でご確認ください。