コタキナバル&クアラルンプール旅行記
11/8-12に当社社員が、マレーシア航空の研修旅行に参加してコタキナバル・クアラルンプールへ行ってきました。今週から旅行記スタイルで最新のマレーシアの情報をお届けします。
関西空港からマレーシア航空の直行便でコタキナバルへ。約5時間30分のフライト時間ですが、エコノミークラスでもパーソナルモニターがあって好きな時間に映画を見たり、音楽を聴いたりして快適です。コタキナバル空港へは定刻より約30分早く到着です。空港は最近出来たらしく新しく機能的です。空港を出ると真正面に東南アジアの最高峰標高約4000mのキナバル山が出迎えてくれました。(たまたま天気が良かった)
今日の宿泊先は空港から車で10分のところにあるシャングリ・ラタンジュンアル リゾートです。このホテルは空港からも市内からも車で10分の距離にありながら閑静なトロピカル&美しいビーチリゾートホテルです。
予定より早くホテルに到着して、館内視察まで時間があったので何事も体験と早速スパを予約して、突入しました。このホテルにあるCHI「氣」スパはビーチ内の島のようなところにプライベートスパ用のコテージが10棟ほどあります。受付を済ませてコテージへ。気持ちよさと旅の疲れもあって、すぐにウトウトしだして、あっという間に気がついたら1時間経っていました。
その後、客室やレストラン、ジムなどを見学して、きれいな夕日が見えるサンセットバーに移動しました。太陽が沈む30分くらい前からぞくぞくバーに人が集まってきて、ビールやカクテルを楽しんでいます。...が、何と急に天気が急変してきて、空が怪しくなり、暴風雨になりました。熱帯の暴風雨は半端じゃありません。バーに陣取っていた人は一目散にホテル内へ退散です。やむなく私たちも夕日を見ることもなくホテル内に退散です。
今日の夕食は市内のプロムナードホテルの横にある地元でも人気のオーシャンシーフードレストランへ。このレストランは、店内の巨大な水槽に魚やエビやカニなどがたくさんいて客が好みのものを選んで調理方法を注文します。
美味しい中華海鮮料理をたらふく食べて、ビールの勢いも手伝って、ホテルに戻って熟睡です。こうしてマレーシアの1日目は終わりました。
2日目はキナバル国立公園とポーリン温泉のオプショナルツアー参加です。
コタキナバルのホテルから早朝ポーリン温泉に向け出発。街中を離れどんどん山道を登っていきます。途中ラフレシア(世界最大の花)が今咲いていますという看板が道に出ていたので、急遽予定を変更して寄り道です。その花は一般民家の裏山みたいなところに咲いていて簡単な遊歩道みたいなのを作っていて鑑賞できるようにしていました。(もちろん入山料を取られましたが、いつも咲いているわけではないのでラッキーでした!)
所要3時間(寄り道込み)でポーリン温泉に到着。またまたここで少し予定を変更して売店で売っているドリアンに挑戦です。果物の王様と言われるドリアンですが、私は…ダメでした。まず臭いからして受け付けませんでしたが、同行した人はむしゃむしゃと美味しそうに食べていました。
そしていよいよジャングルの中へ…大汗をかきながら登っていってキャノピーウォークに挑戦です。このキャノピーウォークというのは、ジャングルの中の巨大な木と木の間に取り付けられたつり橋を渡るというアトラクションです。元々このつり橋はジャングルを研究する人のために設置されたものですが、今では観光用に設置されています。ただこのつり橋、高さが地上から40mもあり、高所恐怖症の人には絶対無理なアトラクションです。
キャノピーウォーク体験の後は温泉に浸かりました。お湯は温泉らしくぬるぬるしています。この温泉は戦時中に日本軍がたまたま発見したそうです。
ツアーが終わり、今日の宿泊先のシャングリ・ララサリアリゾートに移動しました。ちょうど夕日が落ちる時間でしたのでビーチに繰り出してビールを飲みながら昨日とは違ってきれいに沈みゆく夕日を眺めました。その日のディナーはホテル内の日本料理店で鉄板焼きを楽しみました。そしてまたまた疲れ果ててアルコールの勢いもあって熟睡です。
3日目はホテル隣接のダリットべイゴルフコースでゴルフをした後、ホテル視察、そしてオランウータン見学ツアーに参加。その後、空港へ移動してマレーシア航空でクアラルンプールへ…という日程です。
ホテルフロントにゴルフ場のカートが出迎えに来てくれます。ゴルフ場に移動して、早速プレー開始と思ったら、前方を体長1mくらいの大トカゲがのしのしとコースを横切っています。そうなんです、このゴルフ場は池がたくさんあって、さらに自然がいっぱいなんです。コースからはキナバル山も見渡せますし、きれいなビーチ沿いのホールもあったりでボルネオ島らしい自然の変化に富んだ名門コースです。
ホテルに戻り、このホテルの最大のイベント「オランウータン見学ツアー」に参加です。ホテルの裏にあるジャングルに入って、オランウータンが現れるのを参加者全員じっと待ちます。係員がいもなどのえさを持ってくると、どこからともなくいろんなサルに混じって大柄なオランウータンが現れました。身体の大きなオランウータンは周りのサルもお構いなしに、悠々自適にえさを食べるだけ食べたら、また森に消えていきました。オランウータンはそんな姿を人間に見られているのを知っているのか知らないのか…
その後ホテルを後にして空港に向かいます。ホテルから空港へは約40分の道のり。コタキナバルからクアラルンプールまでは約2時間30分のフライト。先程までのボルネオ島と違って、クアラルンプールは大都会です。高速道路を約1時間で今日、泊るプルマン-クアラルンプール-シティ-センター-ホテル-アンド-レジデンス(旧プリンスホテル&レジデンスクアラルンプール)に到着。時刻は既に夜10時過ぎていましたが、ホテル近くの繁華街ブキビンタンへ夜の視察です。通りは人でいっぱいですが危険な感じもなく安心して歩けます。夜10時を過ぎているというのにたくさんの人がレストランやカフェに繰り出して楽しんでいます。マレーシアの経済発展の活気を感じました。
ホテルに戻るとすでに日付が変わっていました。…部屋からはクアラルンプールのシンボル「ペトロナスツインタワー」のライトアップがきらびやかに輝いていました。
4日目は午前中ホテル視察の後、地元の市場に出かけました。そこで来年のカレンダーが売られていましたが、そのカレンダーがすぐれもので西暦・イスラム暦・中国暦が混載表記されていて、祝日(旧正月など)はおめでたいきれいな絵が書かれています。そしてマレーシアやシンガポールで競馬が開催される日が競争馬の絵とともにわかるようになっています。カレンダーを通じて多民族、多宗教国家であることが判ります。
市場近くの喫茶店でマレーシア名物のミルクティー「Tea Tarik(テー・タレッ)」を注文しました。このミルクティーは作る過程が面白く、二つのカップを使って上下に1mくらい離れた位置から混ぜ合わせるようにして作っていきます。
ペトロナスツインタワーの下にあるKLCCのショッピングセンターを見て、夕食は郊外の華僑がたくさん住んでいる地区にある中華料理店へ。少しマニアックで、リスやスッポンなど俗に「ゲテモノ」と思われる料理の数々、しかしどうやら人気店のようで出される料理はどれも絶品!特にカレー味のカニ料理は美味しかったです。
そして深夜発の夜行便でクアラルンプールを後に帰国の途へ。
今回の研修旅行では、熱帯雨林のボルネオの大自然と、相反して発展し続ける大都会・アジアの喧騒クアラルンプールを体験し、日常では味わえない大きな刺激を受けました。みなさんもみどころ一杯で手軽に楽しめるマレーシアを訪れてみてはいかがですか。
※この旅行記は、2011年11月に書かれたものです。最新の情報は、ご自身でご確認ください。