バンクーバー&バンフ(カナディアンロッキー)旅行記

9月17日~23日の7日間で当社社員がシルバーウィークを利用して5月2日~10月24日の夏季限定で関空~バンクーバー直行便を運航しているエアカナダ・ルージュに乗って、バンクーバー&バンフを旅してきました。旅行記スタイルで最新のカナダ旅行情報をお届けします!

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シルバーウィークを利用して、今回は父を連れてカナダへ行ってきました!エアカナダが6年半ぶりに期間限定で関空~バンクーバー線を再開したので、それに乗ってみたかったのと、釣り好きの父の夢である「カナダで釣り」を叶えるべく、バンクーバー&バンフ(カナディアンロッキー)へ。


エアカナダ・ルージュ

エコノミークラス機内食

関空~バンクーバー直行便はエアカナダ・ルージュと呼ばれる新ブランドによる運航です。「ルージュ」はレジャー向けに立ち上げられたエアカナダの子会社で、扱いとしてはLCC(格安航空会社)になります。

通常サービスとの違いとしてはシートピッチが少し狭い、座席にパーソナルモニターがない、機内食でのアルコール類が有料というところでしょうか。ただ手持ちのスマホ、タブレット、パソコン等にアプリをダウンロードして機内エンターテイメントを楽しむことができますし、そこまでの不自由さは感じませんでした。(受託手荷物・機内食・毛布などは無料で付きます。)

AC1952便 関空16:25発⇒バンクーバー10:00着【所要時間:9時間35分】


バンクーバー空港

スカイトレイン

まずはバンクーバー到着。事前に調べた天気予報は雨でしたが、雨は降っていなかったので、空港からはスカイトレイン(電車)で市内へ出ることに。ホテルは弊社ツアー指定の「バークレー(Barclay )」を利用しましたが、電車の駅から15分くらい歩くので、スーツケースを引きずりながら且つ時差ボケの身には少々堪えました。ただ通常の観光には全く問題ない立地です。


バークレーホテル

ホテル室内

到着日はホテル周辺を散策。まず驚いたことはスーパーや商店ではビールが売っていないこと。カナダでは州にもよるそうですが、お酒は専用のライセンスを所得した店や場所でしか販売ができないそうで、まずは酒屋さん探しからスタートです。また公共の場での飲酒は禁じられており、路上での歩き飲みは勿論、のんびりビールでも飲みながら寛ぎたいビーチや公園等も全て飲酒禁止なので、皆さんご注意下さい。


バンクーバーの街並み

バンクーバーの街並み

翌日はあいにくの雨。当初は400ヘクタール(東京ドーム85倍)の広さを誇るスタンレーパークをサイクリングしようと思っていたのですが、計画変更。キャピラノ吊り橋へ行くことにしました。吊り橋はバンクーバー市内から車で30分くらいのところにありますが、市内各所から無料シャトルバスが出ているので、とても便利です。バークレーの近くでは斜め向かいに建つブルーホライズンというホテル前からバスが出ています。


キャピラノ吊り橋

キャピラノ吊り橋

キャピラノ峡谷にかかるこの吊り橋は長さ約140m、川からの高さは70mでスリル満点。吊り橋の上には常にたくさんの人がいて、かなり揺れますので、高所恐怖症の方はたぶん渡れないと思います。吊り橋を渡った先にはツリートップという「リス視線で楽しむ遊歩道」がテーマの木から木へと渡り歩く小さな吊り橋があったり、トレイルもあるので、森林浴しながら散策すると楽しいですよ。もちろんリスなどの小動物にも出会えます。また崖からせり出して作られた「クリフウォーク」というある意味、吊り橋よりスリリングなアトラクションもあるので、是非体験してみて下さいね。


クリフウォーク

ツリートップ

そして今回のメインイベント「カナダで釣り」をするべく、バンフへ!
バンクーバーからバンフへは最寄空港のカルガリー空港まで飛行機で1時間半、更にそこから車で約1時間半(約120km)ほどかかります。

AC210便 バンクーバー11:00発⇒カルガリー13:25着【所要時間:1時間25分】


カルガリー空港

バンフの街並み

バンフは東京都の3倍もの面積(6641km2)を誇る国立公園で、世界自然遺産カナディアンロッキー山脈自然公園群の1つです。到着した日は天気も良く、カルガリーからバンフへ向かう車の窓から見える景色だけでめっちゃテンションが上がりました。これぞカナダ!!って感じです。

今回泊まったバンフのホテルは「インズオブバンフ(Inns Of Banff)」です。町の外れにありますが、滞在中は路線バスの乗り放題パスを貸してくれますし、中心街にも散歩がてら歩けない距離ではないので、特に不便は感じませんでした。

ホテルの館内は広い上にいくつものブロックに分かれているので、慣れないうちは部屋からフロントに行くだけでも迷ってしまうほど。でもロッジ風で雰囲気も良く、またマウンテンビュールームだったので、バルコニーからの景色がとても素敵で大満足でした。


インズオブバンフ外観

ホテル室内

バンフ中心街はこじんまりしていて、バンフ通りを中心に数ブロックの狭い範囲にレストランやお店が集中しています。端から端まで30分も歩けば町を通り抜けてしまいます。また町全体がカナディアンロッキーの美しい山々に囲まれているので、どこを向いても素晴らしい景色が楽しめました。

バンフ2日目はいよいよ釣行へ!日本出発前にバンフ近郊のボウリバーで小ぶりなトラウト(マス)を数多く釣るか、全く釣れない可能性もあるが、大物狙いでカルガリー近郊の下流域まで足を延ばすかで迷いに迷った末、父とも色々話し合い、後者のカルガリーへ行くことにしました。



ボウリバー

その日の朝、バンフは曇っていましたが、カルガリーはものすごい快晴!日中の気温は25℃を超えていました。日本から予約をしていた釣り専門のガイドさんに「日中でも10℃を下回ることがある。」と聞いていましたが、この日はポッカポカ陽気で最高の釣り日和でした。今回利用したのはボウリバー下流域での「ドリフトボート」。エンジンのないボートを利用して川下りをしながらボートの上から釣りをするという日本では体験出来ないフィッシングスタイルです。またカナダでの釣りはスポーツの要素が強くほとんどがキャッチ&リリース。魚を殺してはいけませんので、ルアーの針を予め潰してから釣ります。慣れない内は、魚がルアーに食いついても上げる途中にバレて(外れて)しまって少々苦戦しましたが、最終的には50cmを超える天然のレインボートラウト(ニジマス)を釣り上げることができたので、父も非常に満足した様子でした。晴れ渡る空の下、のどかな牧草地帯を流れるボウリバーを下りつつ、ボートの上でお弁当を食べたり時には大物トラウトと対峙したりと一生の思い出に残る一日となりました。



釣りを存分に満喫してカルガリーからバンフへ帰ってくるとバンフは雨。この日のバンフは一日中ずっと雨が降っており、土砂崩れが起きるほどの悪天候だったそう。バンフでの釣行を選択していたら大変なことになっていたなぁと二人で胸を撫でおろしました。運も味方にしたようです。

3日目のバンフは前日とはうって変わって素晴らしい秋晴れ。前日の雨で空気中の塵がきれいに洗い流され、見晴らしもバッチリ!引き続き天気に恵まれた私たちはコロンビア大氷原一日観光に参加しました。バンフからジャスパー国立公園まで約200km をバスで移動するのですが、車窓からは果てしなく続くカナディアンロッキーの美しい山並みや氷河などの絶景をガイドさんの解説を聞きながら楽しむことができます。


コロンビア大氷原

コロンビア大氷原

新アトラクション スカイウォーク

新アトラクション スカイウォーク

また途中レイク・ルイーズ、ペイトー湖、ボウ湖などにも立ち寄ります。これらの湖は氷河の解け水でできており、それに含まれる岩粉や不純物が光に反射する為、独特なエメラルド色をしています。まるでバスクリンを溶かしたかのような湖の色とそのバックに広がる絶景に、言葉を失うほど感動しました。バンフ国立公園に来たら必ず見て頂きたい風景の一つです。


シャトーレイクルイーズホテル

レイク・ルイーズ

コロンビア大氷原は北極圏以南では世界最大の氷原で、そこから流れ出たアサバスカ氷河の上を実際に歩けるというのが、このツアー最大の目玉!「雪上車」という世界に南極とここにしかない特別車を使って観光します。氷河は書いて字のごとく「氷の河」ですので、一年間に25mのスピードで流れ出ているのですが、流れる速さより解ける速さの方が早く、年々縮小しているそうです。最新のデータによるとカナディアンロッキーの氷河は2100年には無くなってしまうとのこと。人が氷河の上に立つこと自体いつ禁止になってもおかしくない状況ですので、興味のある方はお早めに!!


ペイトー湖

ボウ湖

AC209便 カルガリー10:00発⇒バンクーバー10:32着【所要:1時間32分】
AC1951便 バンクーバー12:05発⇒関空10:00(翌日)着【所要:10時間50分】

今回の旅では「カナダならでは」の大自然を思いっきり満喫してきました!バンフは春夏秋冬いつ行っても何回行っても楽しめる魅力溢れる場所です。冬はウィンタースポーツ、夏はハイキングや山登など次は何をしようかな♪

※この旅行記は2015年9月に書かれたものです。最新の情報はご自身でご確認ください。

カナダ 旅行記(体験記)


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