フィンランド・オーロラ鑑賞旅行記

11/20-27に当社社員が、当社の売れ筋商品のフィンランド航空を利用してフィンランドへオーロラ鑑賞旅行に行ってきました。最新のフィンランド&オーロラ情報をお届けします。

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今回はヘルシンキ&サーリセルカ&イナリへ行って来ました。まずは関西国際空港からフィンランド航空で直行ヘルシンキへ。到着したヘルシンキの天候は曇り時々雪。空港からはフィンエアシティバスにて市内に向かいました。バスは到着ロビーから空港出てすぐ目の前の10番乗り場から出発するので、とっても楽チン。終点が中央駅前になっています。

フィンエアシティバス

ヘルシンキに着いて最初に驚いたのは、ほとんど全ての歩道に小石が敷かれていることです。道路上は一面の雪で覆われていますので歩行者が滑ってケガをしない為の配慮でしょうか。さすが福祉の国フィンランドだなぁと思いました。

ヘルシンキの宿泊ホテルは「ソコストルニ」です。ホテルは中央駅から徒歩5-10分のところにあり、ショッピングセンターが隣接しているので便利です。私の一番のお気に入りはホテル内のタワーからヘルシンキ市内が一望できるところ。ヘルシンキにはあまり高層の建物がありません。ホテルの最上階から雪で真っ白に染まった街を眺めていると、とても幻想的でまるで絵本の中にいるようでした。

ソコストルニホテル
ホテル最上階からの眺め

ヘルシンキはほとんどの観光地が徒歩圏内にあるので、丸一日あれば十分歩いてまわれます。食いしん坊な私の一番のオススメはオールドマーケットホール内のスープ専門店です。メニューは三種類のスープのみで、各テーブルにはパンが無料で置いてあります。ヘルシンキの凍えるような寒さの中、熱々のスープが最高に美味しかったですよ☆ヘルシンキを訪れた際は是非行ってみて下さいね!

オールドマーケットホール
熱々のスープ

北極圏の街・サーリセルカへは寝台列車と路線バスを乗り継いで行きました。まずは寝台列車サンタクロース・エクスプレスにてロバニエミへ向かいます。新型車両の2名個室に乗車しました。部屋にはトイレ・洗面台・シャワーまで付いていて、部屋の鍵はオートロックのカードキーです。広いとは言い難い部屋でしたが十分快適に過ごせました。(所要時間:約11時間30分)

ヘルシンキ中央駅
ロバニエミ駅と寝台列車

ロバニエミからは路線バスに乗車。長距離のため車内にトイレも付いていて、席もリクライニングシートです。また大きな荷物はバスの下に収納してくれるので、まるで観光バスのようでした。料金は行き先を告げてバスの運転手さんに支払いますが、カード支払いでもOK。フィンランドはホテル・レストラン・デパート・ショップだけでなく、鉄道・バス・タクシーなど交通機関まで広範囲にクレジットカードが使用できるので、とても便利です。

寝台列車からは真っ暗で、景色を見ることはできませんでしたがバスの車窓からは、朝日を浴びてキラキラ光輝く樹氷などラップランド地方の美しい風景を見ることができました。夜行列車や夜行バスも寝ている時間に移動できる点では効率的で良いですが、昼間に車窓の風景を楽しむ旅もオススメですよ!

サールセリカ行きバス
バスからの風景(樹氷)

サーリセルカの宿泊ホテルは「ホリディクラブ」です。ホテルの目の前にバス停があるので助かりました。なんせサーリセルカは11月でも昼間で約-10℃くらい、夜は軽く-20℃を越えています。極度の寒がりな私が北極圏の街を訪れた最大の目的は、もちろんオーロラ鑑賞です。

昼の「ホリディクラブ」
夜の「ホリディクラブ」

オーロラハンティング1日目。ヘルシンキでは1日も晴れなかったにもかかわらず、サーリセルカでは初日から晴天に恵まれました。「オーロラなんて、そう簡単に見られるもんじゃない!」という気持ち半分、期待も半分でオーロラスポットを探しながら、街を散歩してまわることにしました。

サーリセルカはとっても小さな街なので、端から端まで歩いても約20分くらいです。リゾート地だけあって、夜でも沢山の街灯でどこも明るく、真っ暗な場所へ行くためにはかなり街から離れる必要がありました。

この日は長距離移動したばかりで、動き回る元気もなかったので街をぐるりと一周して帰ろうとしたその時、ふと空を見上げると「ん?」帯状の筋が目に飛び込んできました。街の光が明るくてハッキリは見えないけど雲とは違うみたい。少し暗めのところへ入って、その筋の先を見てみると「オーロラだ!」北の空に光のカーテン出現です。この時出たオーロラはそれ程ダイナミックなものではなかったですが、美しく揺れ動いているのがハッキリと見てわかりました。オーロラは上方の高度200km以上では赤色に200kmから100kmの低高度では緑色に見えるそうで、この時に見たオーロラは緑色でした。

寒さも忘れしばらく見とれていましたが、このオーロラでは満足できなくなり、明日はもっと真っ暗で、もっともっとよく見える場所に行こうと決心し、ホテルへ戻りました。初っ端から見れてしまったことで、この貴重さに気が付かず.....

サーリセルカの観光案内所
サーリセルカの森

オーロラハンティング2日目。晴れのち曇り。この日はオーロラハンティングツアーに参加することも考えたのですが、ここまで来たら、もっとオーロラベルトに近づいてみよう!!と思い立ち更に北を目指して、サーリセルカからバスで揺られること2時間。オーロラベルトの真下にある「イナリ」という町へ行きました。

イナリはラップランドの先住民・サーメ人の聖地と言われているイナリ湖がある、人口7000人程の小さな町です。突然思いつきで訪れたので、町に2軒しかないホテルの1軒に飛び込みで宿泊交渉。ラッキーにもイナリ湖ビューの可愛らしい部屋が空いていました。

イナリのホテル
帰路のイヴァロ空港

夜になってワクワクしながら外に出ると、空には沢山の星が輝いていました。あとはオーロラの出現を待つばかり~♪としばらく空を眺めていると、アレレ?!空には雲もなく、コンディションは良いハズなのに、何だ?このモヤは。そしてそのモヤはみるみるうちに私の周りを埋めつくしていきました。霧です(涙)天気だけに気を取られていましたが、晴れていても霧という強敵がいるんですね…ガックシ。イナリまで来たのに、この日のオーロラハンティングは失敗に終わりました。

そしてオーロラハンティング3日目(最終日)。サーリセルカに戻りオーロラを探して、街中さ迷い続けましたが成果はなく、結局オーロラは初日の一度切りしか見ることができませんでした。あの時にもっとしっかり見ておけば良かった~!!と後悔しても後の祭り。次はアラスカでリベンジだ!と自分に言い聞かせ、泣く泣く帰国の途に着いたのでした。

※この旅行記は、2010年11月に書かれたものです。最新の情報は、ご自身でご確認ください。

フィンランド 旅行記(体験記)


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